石臼の雑記

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オタクと休日と服

4月末から5月頭にかけての一大イベント、ゴールデンウイークが満を持して今年もやってきた。当然のことながら何も予定は立てていないが、満喫するものがないからといって休みが欲しくないかといわれたら当然そんなこともなく、私も休みは好きだ。一週間のうち8日は休んでいたいくらい休みは大好きだ。
しかし、私のような性根がオタクの人間には、休日特有の悩みというものがある。今回はそれについて書いていきたい。

 

というのも、服がないのである。
これは私が普段ボロきれしか着せてもらえず、いつもあんなことやこんなことをされちゃうスレンダー奴隷少女ヒロインだという意味ではなく、ナウなヤングのようにオシャンティーなお出かけ衣装を持っていないという意味である。
いつかのTwitterのTLで、「オタクは春服と秋服がない」というツイートがバズっているのを見てぐうの音も出なかったが、つまりはそういうことなのだ。

なまじ普段はスーツを着てサラリーマンのコスプレ(もとは笹松氏のブログに使われていた言い回しだが、妙に気に入って自分も使っている)をすれば一週間の大半を乗り切れるだけに、オシャンティーな私服を幾日にもわたって着るほどストックしていないのである。ストックもなにもお洒落な服など0なのだが。
はてさて私と同年代の男性諸君はいったい普段なにを着ているのだろうか。クローゼットやタンスを軽く見直してみても、夏用の半袖シャツと真冬用のなんかもこもこした暖かい服(この時点でファッションに関する語彙力がない)しか入っていない。いずれも今の時期には寒いか暑いことは明らかだ。オタクは春服と秋服がないというサンプルがここにある。

 

さらに困ったことに、私は服のストックのみならずファッションセンスもない。
小学校のときだかに気の向くままに服を着た結果、赤と青と黄色という原色オンリーのコーディネートになってしまい「原色使い」という最高に不名誉な二つ名を得たことがある。「元素使い」なら漫画作品内で上から6番目の強さくらいにはなれるチート能力を持っていそうだが、私は原色使いなので自身の見た目を凄惨にする能力しか持っていなかった。小学生のときにそんなセンスだったのだから、それが成人したところでお洒落な人間になることがあろうか、いやない(反語)。

しかし私も社会的生物に擬態して早幾年。さすがに未だ原色オンリーな服を着るほど酷くはない。特異能力者とは普段は一般人のふりをして社会に溶け込むのが現代能力バトルもののお約束である。
そして同時に、「オタクは黒い服しか持っていない」論にも対策を練るのが意識高い系能力者のたしなみである。ここは悪目立ちせず暗い印象も与えない白い服をチョイスするのだ。もはや原色使いという能力者だったことを見破られる可能性はないと言っていいだろう。
だがここでまた問題が発生する。無難ということで衣類を白系のものを好んでいた結果、気付けば部屋に白っぽい服しか残っていない。その気になれば全身真っ白になることも可能だろう。私は坊主頭なのだがそんなやつが全身白い服を着ている姿をイメージしていただきたい。もはや新興宗教の教祖かなにかである。原色使いが時を経て真っ白な教祖にランクアップしたのだ。たぶん信仰が揺るがない間はダメージを負わない能力とかを持ってると思う。5つ目か6つ目あたりのダンジョンで登場するボスになれる気がしてきた。

 

こんな具合で私の私服事情にオシャレ要素の欠片もないことが伝わったことかと思う。そこで、さすがに今すぐセンスある私服を着た若者を目指すわけではなくとも、春や秋の気温で着れるちょうどいい服はないものかと先日ユニクロを軽く見てきた次第である。ユニクロだろうとなんだろうとくたびれた服じゃなければよかろうの精神だ。
実際に商品を見てみると、まぁ安さに定評のあるユニクロだけありどの服もだいたい2000~3000円といった範囲がほとんどである。オシャンティーな若者が行くような衣服の店の相場は知らないが、まぁたぶん安いほうなのだろう。

 

しかしここでまたオタク特有の悪い癖が出てくる。これはきっと多くのオタクが考えてしまう「あるある」ネタなことだろう。
なにかというと、「この金を出せば欲しかったアレ(趣味のもの)買えるよな……」という考えが常に頭によぎってしまうことだ。仮に2000円で何を買えるか考えてみたとしよう。2000円前後が相場のものにはいったい何があったか。そう、「水上第九院シャコガイル」である。

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2000円を払えばエクストラウィンのデッキが組めるのだ。ユニクロでシャツを買ってもゲームに勝利はできないが、シャコガイルを買えば勝利できる。この差はカードゲームに触れたことのない読者の方にも一目瞭然だろう。
服を見ながらそんなことを考えつつ、結局その日は何も買わずに店を後にしてしまった。きっとこんなこと考えてる時点でゲームには勝てても何かに負けてるのは気のせいである。